テック系かもしれない映画たち
長期休暇の暇つぶしに、学習意欲のモチベーションアップに。テック系っぽい映画をリストアップしてみました。
※都度、追加・更新してますが、SF含めた辺りから際限ない感じになり始めました・・・
まだ観ていない作品なんかも含まれちゃってますが、観た作品(最近観なおした作品)については、独断と偏見でコメントなんかも記載してますので、何かの参考になれば幸いです。
ただ、にわか知識で雑レビューになってる可能性大なので、違和感・不快感を感じさせるコメントになっていたら、すみません。
ちなみに、イチオシ作品には★★★、次にオススメな作品は★★、さらに次は ★ を付けています。あと、基本的にシリーズ物はどれも面白いです。
■ テック系の作品一覧▼ 伝記フィクションバトル・オブ・シリコンバレー (1999/MS ゲイツ vs Apple ジョブズ) ★★★陽はまた昇る (2002/VHS vs ベータマックス) ★★ソーシャル・ネットワーク (2010/Facebook マーク・ザッカーバーグ)マネーボール (2011/MLB OAK GM ビリー・ビーン)スティーブ・ジョブズ (2013/Apple スティーブ・ジョブズ)フィフス・エステート/世界から狙われた男 (2013/WikiLeaks ジュリアン・アサンジ)イミテーション・ゲーム (2014/数学者 アラン・チューリング) ★★博士と彼女のセオリー (2014/理論物理学者 スティーヴン・ホーキング)スティーブ・ジョブズ (2015/Apple スティーブ・ジョブズ)ドリーム Hidden Figures (2016/NASA有人宇宙船計画。メアリー、キャサリン、ドロシー) ★★スノーデン (2016/エドワード・スノーデン)エジソンズ・ゲーム (2017/交流 VS 直流。エジソン、ウェスティングハウス、テスラ)テスラ エジソンが恐れた天才 (2020/ニコラ・テスラ)AWAKE (2020/コンピューター将棋 電王戦)Winny (2023.3/金子勇)▼ ノンフィクション/ドキュメンタリープロジェクトX「国産コンピューター ゼロからの大逆転」 (2002/池田敏雄) ★★スティーブ・ジョブズ1995 ~失われたインタビュー~ (2013)シチズンフォー スノーデンの暴露 (2014)インターネットの申し子:天才アーロン・シュウォルツの軌跡 (2014)CODEGIRL (2015)GENERAL MAGIC (2018)天才の頭の中: ビル・ゲイツを解読する (2019)グレート・ハック: SNS史上最悪のスキャンダル (2019)世界を変えたテレビゲーム戦争 (2019)▼ フィクション (メカ・コンピューター・ハッキング・AI・仮想世界・IT業界・映画史)月世界旅行 (1902)海底2万マイル (1954)禁断の惑星 (1956)007 (ジェームズ・ボンド) シリーズ (劇場版は 1962~)博士の異常な愛情 (1964)ミクロの決死圏 (1966)TV番組 宇宙大作戦/スタートレック (1966~)TV番組 スパイ大作戦 (1966~)2001年宇宙の旅 (1968)スターウォーズ シリーズ (1977、1980、1983、1999、2002、2005)劇場版 スタートレック シリーズ (1979~)ブレードランナー (1982)TRON (1982)TV番組 ナイトライダー (1982~)ウォー・ゲーム (1983)ターミネーター シリーズ (1984, 1991, …)バック・トゥ・ザ・フューチャー シリーズ(1985, 1989, 1990)ショート・サーキット (1986)バットマン シリーズ (1989~)スニーカーズ (1992)トゥルーライズ (1994)JM (1995)ザ・インターネット (1995)サイバーネット (1995)ミッション:インポッシブル シリーズ (1996)エネミー・オブ・アメリカ (1998)マトリックス シリーズ (1999,2003)アンドリューNDR114 (1999)ザ・ハッカー (2000)アヴァロン (2001)サベイランス -監視- (2001)A.I. (2001)ソードフィッシュ (2001) ★エニグマ (2001)マイノリティ・リポート (2002)スパイダーマン シリーズ (2002~)ミニミニ大作戦 (2003)I, Robot (2004)電車男 (2005)ファイヤーウォール (2006)ダイハード 4.0 (2007)アイアンマン シリーズ (2008~)ウォーリー (2008)容疑者Xの献身 (2008) ★イーグル・アイ (2008)ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない (2008)アバター (2009)TRON:レガシー (2010)ヒューゴの不思議な発明 (2011) ★ドラゴン・タトゥーの女 (2011) ★インターンシップ (2013)パシフィックリム (2013)ゼロの未来 (2013)コングレス未来学会議 (2013)her/世界でひとつの彼女 (2013)シグナル (2014)ピエロがお前を嘲笑う (2014)ブラック・ハッカー (2014)トランセンデンス (2014)ベイマックス (2014)キングスマン シリーズ (2015) ブラックハット (2015)オデッセイ (2015)サイバー・リベンジャー (2016)持たざるものが全てを奪う HACKER (2016)エクスマキナ (2016) ★ザ・サークル (2017)パラレル 多次元世界 (2018)レディ・プレイヤー1 (2018)search/サーチ (2018)フリーガイ (2021)スパイ・コード:CICADA 3301 (2021)KIMI/サイバー・トラップ (2022)国内アニメ鉄腕アトム (1963~)鉄人28号 (1963~)サイボーグ009 (1966~)マジンガーZ (1972~)科学忍者隊ガッチャマン (1972~)ゲッターロボ (1974~)宇宙戦艦ヤマト (1974~)タイムボカン シリーズ (1975~)勇者ライディーン (1975~)長浜ロマンロボシリーズ (1976~)宇宙海賊キャプテンハーロック (1978~)銀河鉄道999 (TV:1978~、劇場版:1979~)機動戦士ガンダム シリーズ (TV:1979~、劇場版:1981~)火の鳥2772 愛のコスモゾーン (1980) ★伝説巨神イデオン (1980~)とんでも戦士ムテキング (1980~)太陽の牙ダグラム (1981~)戦闘メカ ザブングル (1982)Dr.SLUMP ほよよ! 宇宙大冒険 (1982)スペースコブラ (1982~)未来警察ウラシマン (1983~)聖戦士ダンバイン (1983~)装甲騎兵ボトムズ (1983~)超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか (1984)ドラえもん のび太と鉄人兵団 (1986)王立宇宙軍 オネアミスの翼 (1987)AKIRA (1988) ★機動警察パトレイバー (1988)トップをねらえ! (1988)銀河英雄伝説 (1988)ふしぎの海のナディア (1990)新世紀エヴァンゲリオン (TV:1995~、劇場版:1997~)GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 (1995)機動戦艦ナデシコ (1996)デビルサマナー ソウルハッカーズ (1997)カウボーイビバップ 天国の扉 (TV:1998、劇場版:2001)鋼の錬金術師 (2003)BPS バトルプログラマーシラセ (2003)APPLESEED (2004)蒼穹のファフナー (2004~)交響詩篇エウレカセブン (2005~)創聖のアクエリオン (2005)涼宮ハルヒの憂鬱 (2006, 2009)コードギアス 反逆のルルーシュ (2006~)天元突破グレンラガン (2007)電脳コイル (2007)東のエデン (2009)サマーウォーズ (2009)STEINS;GATE (2011)Fate/Zero (2011)ソードアートオンライン (2012)PSYCHO-PASS (2012)蒼き鋼のアルペジオ (2013) ★ガッチャマン クラウズ (2013)シドニアの騎士 (2014)楽園追放 Expelled from Paradise (2014)リコリスリコイル (2022)▼ 海外ドラマパーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット (2011)ベータス (2013)ホルト・アンド・キャッチ・ファイア (2014)シリコンバレー (2014)MR. ROBOT (2015)スタートアップ (2016)スタートアップ: 夢の扉 (2020)ビリオンダラー・コード (2021)ザ・プレイリスト (2022)ペリフェラル (2022.10.21~)▼ 国内ドラマブラッディマンデイ (2008)リッチマン・プアウーマン (2012)そして、誰もいなくなった (2016)逃げるは恥だが役に立つ (2016)
■ テック系の作品一覧
なるべくちゃんと調べて出典にリンク貼るようにしてますが、にわか知識でコメントを書いてしまっている部分もあるので、誤り等あるかもしれません。自分で調べ直したり、ご指摘頂いたら、随時修正していきます。
▼ 伝記フィクション
バトル・オブ・シリコンバレー (1999/MS ゲイツ vs Apple ジョブズ) ★★★
- ご存じ、Microsoftの「ビル・ゲイツ」とAppleの「スティーブ・ジョブズ」の物語。
- 大学時代から始まり、それぞれが会社を設立し、規模を拡大していく様子が描かれる。
- Altair 8800向けの紙テープを読むゲイツ。Apple I (?)の基板をチェックするジョブズ。
- 当然彼らも、はじめの頃は、現場で泥臭く作業していた。
- 原題は「Pirates of Silicon Valley」、まさにシリコンバレーの海賊たち。技術の奪い合い。
- 時代の読みを外したHPやXeroxのお偉いさん、QDOSを買い叩かれたSCP社等、色々と学びがある。
陽はまた昇る (2002/VHS vs ベータマックス) ★★
- 「VHS」開発に奮闘する技術者たちの物語。実話が元だが人物名含めほぼフィクション。
- 昭和感たっぷりで時代錯誤な感じは否めないけど、どうしても定期的に見てしまう…
- 1970年代の実話「ビデオ戦争」がベース。
- 1970年代といえば、マイコンや電卓がめちゃくちゃ進化し、普及した時代。 ※過渡期だからか電卓に駆逐された計算尺も登場する
ソーシャル・ネットワーク (2010/Facebook マーク・ザッカーバーグ)
マネーボール (2011/MLB OAK GM ビリー・ビーン)
スティーブ・ジョブズ (2013/Apple スティーブ・ジョブズ)
フィフス・エステート/世界から狙われた男 (2013/WikiLeaks ジュリアン・アサンジ)
イミテーション・ゲーム (2014/数学者 アラン・チューリング) ★★
博士と彼女のセオリー (2014/理論物理学者 スティーヴン・ホーキング)
スティーブ・ジョブズ (2015/Apple スティーブ・ジョブズ)
ドリーム Hidden Figures (2016/NASA有人宇宙船計画。メアリー、キャサリン、ドロシー) ★★
スノーデン (2016/エドワード・スノーデン)
エジソンズ・ゲーム (2017/交流 VS 直流。エジソン、ウェスティングハウス、テスラ)
テスラ エジソンが恐れた天才 (2020/ニコラ・テスラ)
AWAKE (2020/コンピューター将棋 電王戦)
Winny (2023.3/金子勇)
- 違法コピーで逮捕者が相次ぐファイル共有ソフト「Winny」、その開発者も逮捕され…
- 当時を知る人で、ネガティブな印象を持つ人も、いないわけではない。
▼ ノンフィクション/ドキュメンタリー
プロジェクトX「国産コンピューター ゼロからの大逆転」 (2002/池田敏雄) ★★
- 富士通 vs IBM。巨大な象「IBM」に勝利した男たちのドラマ。終盤、唐突に泣かせに来ます。
- とんかつ屋で回路図を広げるエンジニアたち、彼らと共に回路図を引く池田敏雄。
- 田原総一朗の人間発掘スペシャル 「アメリカに勝った男!」としても特集されてる。
スティーブ・ジョブズ1995 ~失われたインタビュー~ (2013)
シチズンフォー スノーデンの暴露 (2014)
インターネットの申し子:天才アーロン・シュウォルツの軌跡 (2014)
CODEGIRL (2015)
GENERAL MAGIC (2018)
天才の頭の中: ビル・ゲイツを解読する (2019)
グレート・ハック: SNS史上最悪のスキャンダル (2019)
- ケンブリッジ・アナリティカ社(CA社)によるFacebookのデータ不正利用事件が題材。
- 「GoogleやFacebookが強いのは、データの価値が石油を上回ったから」
- 「ブレグジット EU離脱」も是非。
世界を変えたテレビゲーム戦争 (2019)
▼ フィクション (メカ・コンピューター・ハッキング・AI・仮想世界・IT業界・映画史)
映画における表現力や劇中におけるコンピューターの見せ方の変遷を追うべく、時系列で、コンピューター史も一緒に並べてみました。
(適宜追加予定)
7万年前頃: 人類が、物を数え始める
- あくまで一説
2万年前頃: 掛け算を始める
- あくまで一説「イシャンゴの骨」
紀元前2700年頃: 古代バビロニア『アバカス』
- 現代でいう算盤(そろばん)
・・・
1202年: フィボナッチが『算盤の書』でアラビア数学をヨーロッパに広める
- 有名なフィボナッチ数列もこの書に記載あり(フィボナッチ数列の分かりやすい説明動画)
1300年頃: 中国に『算盤』の原型
- 16世紀末ごろに日本に伝来?
・・・
1623年: 世界初の歯車式計算機『シッカートの計算機』
- ネイピアの骨を使った乗算など。コンピュータの歴史へ繋がる第一歩
182x年: 世界初の量産型計算機『アリスモメーター』
- 量産と言っても月1-2台
1834年: 世界初のプログラム可能な計算機『バベッジの解析機関』開発開始 (世界初のプログラマー=エイダ・ラブレス)
- 但し完成せず。世界初のプログラマーは助手だった女性のエイダ・ラブレス
1878年: [映画関連] 世界初の連続写真『動く馬』
- 走る馬という高速な動作を連続撮影することに成功し、動画撮影のきっかけを作った
- 単なる連続写真であれば「誰でも撮れそう」だが、露出に数秒必要な当時のフィルムでは、馬の動作の一瞬を1枚のフィルムに収めることはできなかった
- 「4本全ての脚が地面から離れる瞬間がある」という実業家たちの賭けの証明写真を依頼されたエドワード・マイブリッジが、化学研究と装置開発に5年の歳月を費やし、1枚の写真を撮影することに成功。議論に決着をつけた
- 高速度撮影が可能になった事を受けて、翌年、マイブリッジはこの装置を12台並べて、疾走する馬を連続撮影した
- エジソンがこの連続写真を見てキネトスコープを作り、リュミエール兄弟がキネトスコープを改良してシネマトグラフを作った
1889年: ホレリスが『タビュレーティング・マシン』を開発
- 10年以上かかると目されていたアメリカの国勢調査を高精度かつ短期間(約2年)で終わらせた
1889年: [映画関連] 「イーストマン・コダック」社がセルロイド製の『ロールフィルム』を発売
1895年: [映画関連] 世界初の映画、フランスのリュミエール兄弟が『シネマトグラフ・リュミエール』を用いた有料の試写会を開催。
- 箱をのぞき込むキネトスコープと異なり、スクリーンに投影した映像をみんなで鑑賞する、現代の映画技術とほぼ同じ構造
- 世界初の実写商業映画「工場の出口」(Youtube)、観客たちが向かってくる列車の映像に驚いて逃げ出したという「ラ・シオタ駅への列車の到着」(Youtube)
1896年: ホレリスが『タビュレーティングマシン社』を創業
- 世界各国の国勢調査局にマシンを貸し出し、パンチカードを販売
月世界旅行 (1902)
- 内容:天文学会の6人の学者が砲弾に乗り、念願だった月面旅行に出発。しかし、月を探索中、異星人に捕まる。
- 世界初のSF映画。世界で初めて物語構成を持ち、複数のシーンで構成された映画。
- カラー版は、フィルムに直接色を塗ったらしい。凄い。さすが、メリエス。
- 月の顔面にミサイルが突き刺さってるビジュアルが有名。120年以上前の作品なのに今見てもオシャレで、コミカルで面白い。
- 14分でサクッと見れるし、セリフゼロで字幕を追う必要もないので、純粋に音楽と映像のみを楽しめる。
- 監督・脚本・主演のジョルジュ・メリエスの映像表現、トリックの数々は、後世の映像表現に大きな影響を与えた。
- メリエスについては、映画『ヒューゴの不思議な発明』でより詳しく語られている。※劇中のメリエスのエピソードは大半が事実ベースらしい
1906年: [映画関連] 『キネマカラー(二色法)』登場
- フィルムに赤・緑の2色で撮影して、映写時に残像でカラーっぽく見せる方式(二色法)。但し、映像上の色んな課題が残る。
1911年: 後のIBM、4社合併『CTR社』誕生
- ホレリスの会社を含む4社が合併して『コンピューティング・タビュレーティング・レコーディング社(CTR)』を結成
1914年: 第一次世界大戦 開戦
1916年: [映画関連] 『テクニカラー(二色法)』登場
- 二色法なので、キネマカラーとほぼ同じ弱点があり、映像上の色んな課題が残る。
- 『十誡』(1923年)、『オペラ座の怪人』(1925年)、『ベン・ハー』(1925年)などの作品のカラー部分に利用された。(後年リメイクされているカラー作品とは別作品なので注意)
1918年: 第一次世界大戦 終戦
1924年: 『IBM』の誕生
- IBM = International Business Machines Corporation
- 前身のCTR社から改名
- この時の社長(+IBMの事実上の創立者)が、トーマス・J・ワトソン 。IBM提供のAI『Watson』は、彼の名前から来ている
1929年: [映画関連] アメリカでアカデミー賞が始まる
192x年: [映画関連] 『テクニカラー(三色法)』登場
- 赤・緑・青に色分けして同時に3本のフィルムに撮影し、1本のカラーフィルムに転写する三色法へ。
- 映像の課題はほぼ解消。ただ機材がデカく、フィルム作りが大変。
- 後述のディズニー作品『花と木』『白雪姫』や、世界初の長編カラー映画『虚栄の市』。ヴィクター・フレミング監督の『オズの魔法使』 『風と共に去りぬ』など。
1932年: [映画関連] 世界初のテクニカラー(三色法)作品、ディズニー『花と木』
- アカデミー短編アニメ賞を受賞し、興行的にも成功し、35年まで独占契約を結ぶ。
1935年: [映画関連] 『コダクローム』登場
- イーストマン・コダックが開発。現在と同じ現像するタイプのカラーフィルム。
1935年: [映画関連] 世界初のテクニカラー(三色法)長編映画『虚栄の市』
1937年: [映画関連] 世界初のカラー長編アニメ映画、ディズニー『白雪姫』
- ディズニー制作の長編映画第1作目であり、世界初のカラー長編アニメーション映画。
- ロトスコープや、マルチプレーン・カメラの使用など、当時としては珍しいアニメーション技術を使用。
- 桁外れの大ヒットを記録し、現在でもアニメ史に残る傑作として知られる。
1939年: 第二次世界大戦 開戦
1942年: 世界初の{専用目的+真空管}コンピューターをABC社が開発
- ABC = アタナソフ&ベリー・コンピューター
- 専用目的コンピューターで、チューリング完全ではなく、プログラム可能ではない
1945年: 第二次世界大戦 終戦
1947年: 世界初のブラウン管ゲーム
- 前年にラルフ・ベアがオシロスコープでPONGっぽいゲームをやっていたという情報もある(コンピュータゲームの歴史)
1948年: トランジスタ発表
- バーディーン、ブラッテン、ショックレー
- ココまでは真空管の時代(後述のEDVACも真空管方式)。真空管式コンピューター一覧
1949年: 2進法・プログラム内蔵型『EDVAC』発表
海底2万マイル (1954)
- ハイテク / 2時間7分 / Y(3.6)
1953年: [映像関連] 日本初のテレビ放送、NHKテレビジョン放送開始
- 日本で初めてテレビ放送を開始。当時の受信契約数はわずか866件、受信機の値段は平均的な会社員の2年分ほど。
1954年: IBMのディスプレイ『IBM 780』登場
1955年: ショックレー半導体研究所
禁断の惑星 (1956)
- 内容:西暦2200年、とある目的のため惑星アルテア4に到着した調査隊だったが、その星には正体不明の怪物がいた。
- SF映画と言えばB級の代名詞だった時代に、数少ない例外だった作品。らしい。鑑賞後、納得。
- ブリキの玩具のようなレトロフューチャーなデザインがアンティーク且つアーティスティックで、めっちゃカッコいい。
- スペースエイジと呼ばれるデザインが合いそうな世界感というか、現代の下手なSF作品より、よっぽど質感があって美しい。
- たぶん、美術さんがかなり優秀。また、舞台セット程度で終わらず、地下施設なんかも登場し、わりとスケールもデカい。
- 半世紀以上前の作品なので、コンピューター制御はスイッチとレバー、パネルはメタリックで、ディスプレイ系は大半がアナログの計器類。
- とはいえ、映像を映し出すディスプレイも登場するし、なんならホログラムも登場する。
- 惑星アルテア4は鷲座のアルタイル第4惑星のこと、MITS社のAltair 8800も同じく鷲座のアルタイルが由来(厳密にはスタートレックのアルター6)。
1957年: フェアチャイルド・セミコンダクター社
1959年: 『集積回路』の発明
1960年: 初期のハッカー文化の源となるマシン『PDP-1 (DEC社)』登場
- 1部屋サイズだったコンピューターを、冷蔵庫サイズのミニコンピューターとして提供
007 (ジェームズ・ボンド) シリーズ (劇場版は 1962~)
- 「殺しのライセンス」を与えられた英国秘密情報部MI6のエージェント「007」の物語。
- 007と言えば「スパイグッズ(動画)」。スパイグッズは、男のロマン。
- 最新技術とアイデアを、アタッシュケースに詰め込んで持ち歩きたい。
作品一覧
- イーオン・プロダクションズ作品
- 1962年 ドクター・ノオ (ショーン・コネリー)
- 1963年 ロシアより愛をこめて
- 1964年 ゴールドフィンガー
- 1965年 サンダーボール作戦 → 1983年に「ネバーセイ・ネバーアゲイン」としてリメイク
- 1967年 007は二度死ぬ
- 1969年 女王陛下の007 (ジョージ・レーゼンビー)
- 1971年 ダイヤモンドは永遠に (ショーン・コネリー)
- 1973年 死ぬのは奴らだ (ロジャー・ムーア)
- 1974年 黄金銃を持つ男
- 1977年 私を愛したスパイ
- 1979年 ムーンレイカー
- 1981年 ユア・アイズ・オンリー
- 1983年 オクトパシー
- 1985年 美しき獲物たち
- 1987年 リビング・デイライツ (ティモシー・ダルトン)
- 1989年 消されたライセンス
- 1995年 ゴールデンアイ (ピアース・ブロスナン)
- 1997年 トゥモロー・ネバー・ダイ
- 1999年 ワールド・イズ・ノット・イナフ
- 2002年 ダイ・アナザー・デイ
- 2006年 カジノ・ロワイヤル (ダニエル・クレイグ)
- 2008年 慰めの報酬
- 2012年 スカイフォール
- 2015年 スペクター
- 2021年 ノー・タイム・トゥ・ダイ
- イーオン以外の作品
- 1967年 カジノ・ロワイヤル (デヴィッド・ニーヴン)
- 1983年 ネバーセイ・ネバーアゲイン (ショーン・コネリー)
博士の異常な愛情 (1964)
- 巨匠キューブリックが近未来を舞台に、核による世界破滅を描いたブラック・コメディ。
- 本作と「2001年宇宙の旅(1968)」と「時計じかけのオレンジ(1971年)」の3本で、キューブリックのSF3部作というらしい。
- 「お前だけは、冷静であるべきだろ」ってレベルの高官たちが皆、ネジぶっ飛んでてカオス。
1964年: IBMのメインフレームコンピュータ『System/360』発表
- 後のコンピュータの設計に影響を与え続けた「史上最も成功したコンピュータ設計の1つ」
1964年: 黒地に緑色の文字ディスプレイ 『IBM 2260』発表
- IBMのブラウン管ディスプレイ端末
- よくある黒地に緑色の文字が表示される例の画面。
1965年: 商業的に大成功したミニコンピューター『PDP-8 (DEC社)』登場
- 世界で初めて商業的に成功したミニコンピュータで、AppleⅡ等のマイコンが出るまで世界で最も販売台数の多いコンピュータだった
ミクロの決死圏 (1966)
- 内容:脳障害の要人を救うべく、ミクロサイズに縮小された科学者グループは特殊潜航艇に乗り込み、その体内に入った…。
- 「禁断の惑星」同様、SF映画と言えばB級の代名詞だった時代に、数少ない例外だった作品。※当時としては、かなり本気のSF
- 地面が割れて地下の秘密基地へ潜っていく描写や、基地内のアナログなコンピューター群が、いかにも1960年代っぽくて最高。
- 潜水艇がミクロになって患者に注入されるまでのオペレーション描写が15分、ミクロ化前から現場の緊張感が伝わってくる。
- クルーそれぞれに役割があり、それぞれがプロフェッショナルな活躍を見せていてカッコイイ。テックの現場はかくありたい。
- 「やべぇどうする…」「ご決断を」って場面で、たばこを吸い始める辺り、20世紀の香りを感じる。21世紀だと、ipodsとapple watch装着して「ちょっと皇居外周走ってくる」って感じだろうか。思考を整えるルーティーンの描写って、現代だったらどういうパターンがあるのだろう。
TV番組 宇宙大作戦/スタートレック (1966~)
TV番組 スパイ大作戦 (1966~)
2001年宇宙の旅 (1968)
1968年: Intel 創業
1971年: 世界初のマイクロプロセッサ『Intel 4004』発売
- 日本のビジコン社と共同開発。ココからコンピューターの小型化・低価格化が急速に進んだ
1974年: 8ビットマイクロプロセッサの定番となる『Intel 8080』発売
1974年: 世界初のパソコン『Altair8800 (MITS社)』発売
- Altair(アルテア)の名は、鷲座のアルタイルに由来(厳密にはスタートレックのアルター6)
1976年: 8ビットPC向けOSの定番となる『CP/M (デジタルリサーチ社)』発売
1976年: 『Apple I (Apple社)』発売
1976年: 日本国内のマイコンブームの祖『TK-80 (NEC)』発売
1976年: 『Z80 (Zilog社)』発売
- 元Intel社員が設立したZilog社のIntel 8080上位互換CPU。1980年には、8ビットCPUの中で最大のシェアとなる
スターウォーズ シリーズ (1977、1980、1983、1999、2002、2005)
- (個人的) 未来っぽい技術 TOP3
- 全天球コックピット (ガンダム)
- 光学迷彩 (プレデター、攻殻機動隊)
- ホログラム (レイア姫) ※R2-D2 が投影するやつ
劇場版 スタートレック シリーズ (1979~)
1980年: 世界的大ヒットゲーム『パックマン (ナムコ)』がアーケードに登場
1981年: PCのデファクトスタンダードとなる『IBM PC』発売。初の『MS-DOS』搭載機。
- Microsoft提供のIBM PC DOS(=MS-DOS)を搭載
ブレードランナー (1982)
TRON (1982)
- ディズニーによる世界初の本格的CG映画。
- 天才プログラマーが、かつて自分が作った電脳世界(ゲーム)に閉じ込められる。
- 世界的に大ヒットしたばかりのパックマンもちょい役で出てくる。
- あと、そういえばフリスビーは1970年代に米で大流行。
TV番組 ナイトライダー (1982~)
1982年: 世界初のラップトップPC(クラムシェル型PC)『Grid Compass 1101』発売
- 但し、高価かつOSが独自で一般には浸透せず、軍や政府が主なユーザー
ウォー・ゲーム (1983)
- おそらくレトロなコンピューターが好きな人には、たまらない作品。
- 主人公は IMSAI 8080 使い。( IMSAI 8080: 紹介動画 / 記事 )
- 序盤のコンピュータールーム最高。終盤のAIが強化学習する場面、現代とのリンクを垣間見れる。
- 鍵を同時に回す奴が出てきます。鍵2つは、T2でも登場。
- レッドオクトーバーを追え!では、同時回しではないけど、金庫を開けるのに鍵を2つ使ってた。
1983年: 世界初のGUI搭載パソコン『Lisa (Apple社)』発売。
ターミネーター シリーズ (1984, 1991, …)
- 内容:未来から来た殺人サイボーグが、人類軍のリーダーが生まれる前に、その母親を抹殺しようとする。
- 映像革命と言えば、この作品とマトリックス。特にT2は当時衝撃的だった。
- そういえば昔、TerminatorっていうGNOMEターミナル使ってた。
1984年: 『Macintosh (Apple社)』発売
- 商業的に失敗したGUI-PC『Lisa』の悪いところ(高価、低速 etc)を解消し、パソコンの歴史に革命を起こした1台
バック・トゥ・ザ・フューチャー シリーズ(1985, 1989, 1990)
- 内容:タイムマシーンの実験中にうっかり過去にタイムスリップしてしまい、そこには若かりし頃の父親と母親が…
- 序盤から機械仕掛けの部屋でたまらない。鍵式の電源、1列に並んだトグルスイッチ、部屋の奥にはオープンリール。
- 空飛びそうなデロリアンの外観も、LEDボタンとケーブルだらけの車の内装も、7セグ付きリモコン(プロポ)も最高。
- 滑って転んで頭打った時に「次元転移装置」を思いついたってのも良い。あるあるな気がする。いや、ないか。
1985年: 世界初の一般向けラップトップPC『T1100 (東芝)』発売。 ※OSは、MS-DOS。
ショート・サーキット (1986)
バットマン シリーズ (1989~)
- 大富豪が金に物言わせて作る「近未来的で、どこかアンティークな武器や乗り物」たち。
- 逆に、ダークナイトでジョーカーが使うデバイスは、安っぽい電子工作感が満載で最高。
作品一覧
- 1943年 連続活劇バットマン
- 1949年 バットマン&ロビン
- 1966年 バットマン/オリジナル・ムービー
- 1989年 バットマン (マイケル・キートン)
- 1992年 バットマン リターンズ
- 1995年 バットマン フォーエヴァー (ヴァル・キルマー)
- 1997年 バットマン バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲 (ジョージ・クルーニー)
- 2005年 バットマン ビギンズ (クリスチャン・ベール)
- 2008年 ダークナイト
- 2012年 ダークナイト ライジング
- 2016年 バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 (ベン・アフレック)
- 2017年 ジャスティス・リーグ
- 2021年 ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット
- 2022年 ザ・バットマン (ロバート・パティンソン)
1989年: 世界初のノートパソコン(安価・軽量ラップトップ)『Dynabook J-3100SS (東芝)』発売
スニーカーズ (1992)
トゥルーライズ (1994)
- 内容:凄腕諜報員が政府のハイテクを駆使して妻の浮気調査を開始。しかし、妻と共に、テロリストに捕らえられてしまう…
- しがないコンピュータ会社のセールスマンが、本当は、大統領直属の国家保安組織直属のスパイだった、という話。
- シュワルツェネッガーらしいアクションと、嘘と勘違いが織りなすドタバタコメディ。お金かかってて今見てもそこそこ面白い。
- 序盤に豪邸に潜入してPCをハッキングするシーンがあるが、そのPCのOSは、Windows3.1。
- 妻ヘレンの車は、おそらくホンダの「CIVIC CRX」。CR-Xは、知人がゴリゴリに改造してたのに乗ってたので懐かしい。
兵器と言えば、何と言ってもミサイルスイッチと物理キーですよね。物理キーは、権威の象徴。
JM (1995)
ザ・インターネット (1995)
- 内容:1枚のフロッピーディスクをきっかけに、自分のID(個人情報)を奪われ、命を狙われるようになる…
- インターネットサービスプロバイダが急増し、テレボーダイが開始され、ネット周りが強化されたWindows95が発売された年。
- 本作で活躍するのはApple社のラップトップ PowerBook 540c と PowerBook Duo 280c (たぶん)。
サイバーネット (1995)
- 主人公は、1988年にインターネット初のワーム「モリス・ワーム」を作ったロバート・T・モリスがモデル。
- 本作にも PowerBook 540c と PowerBook Duo 280c (たぶん) が登場。
- 約30年前のサイバーパンク観を堪能できる(ファッションとかローラースケートとか白塗りの顔とか)。
- 調べてみたら、利用コンピューター一覧を出してる人がいた。
ミッション:インポッシブル シリーズ (1996)
- 人気テレビシリーズ「スパイ大作戦」をベースにしたアクション・スパイ映画。
- 1作目には、PowerBook 540c とバタフライキーボードの Thinkpad 701C が登場。
- ThinkpadからIBMのロゴが消えてるし、一連のPowerbook推しはやはりAppleの広告かも。
エネミー・オブ・アメリカ (1998)
- 内容:知らぬ間に暗殺事件の証拠を手にしてしまい、訳も分からぬまま国から命を狙われる事態に…
- 「政府が自由に監視カメラや盗聴器を仕掛けられる法案」を巡る事件で、”監視社会の超えてはいけない一線”というテーマも含まれる。
- とか言って2023年現在では既に、PCやスマホのカメラ、スマートスピーカーのマイクなど、民間企業にプライバシー筒抜け状態。
- ハイテク・サスペンスを謳っているが、序盤に出てくる技術要素は、わりと人海戦術だし、ソフトウェアではなく電気系。
- とはいえ、ソフトも電気も両方いけるハッカーに憧れるなら、後半からすご腕の技術者が出てくるので、一見の価値あり。
- 敵側の技術者役に、オタク系の配役に定評のある?『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラック。
登場ラップトップ ※型番分からず…
マトリックス シリーズ (1999,2003)
アンドリューNDR114 (1999)
- 内容:人間になりたいという願望を持つアンドロイド「アンドリュー」の物語。
- 序盤にロボット三原則が出てくる。電源コンセントに自らプラグ挿して充電してるのが何かかわいい。
- 学習は、記録メディアを差し込んでインストールするのではなく、紙の本を読んで学習してるのも何か良い。人間みある。
- 中盤以降は、ロボ内部のサイバーなビジュアル、空飛ぶ車や近未来的なビルディングの風景が、1999年なりの技術で描かれてる。
ちなみにアンドリュー(Model:NDR114)を開発したロボティクス社は、オラクル社の本社がロケ地らしい。
注意) 以下、ネタバレ有り感想
- 終盤、女性型ロボットのガラテアがロボット三原則を破り、ポーシャの願いを聞き入れて生命維持装置の電源を切る。
- 本作で一番大事なシーンだが、序盤できっちり説明されるロボット三原則を破るこのシーンに、はじめは納得がいかなかった。
- しかし、アンドリューと同様、ガラテアも多くの改造を施された結果、ロボット三原則の及ばない「人間」になったと考えると納得がいく。
- またアンドリューが人間的である要素として、自らが感じる悲しみや苦しみに対して「そうはさせない」と努力する、自分本位の意思を持つ。
ザ・ハッカー (2000)
ミトニックが劇中で利用しているPCは、たぶん Toshiba Satellite Pro(420~480のどれか)。 ただ実際は1995年頃の出来事なので、430以降はまだ発売されてないし、そもそも Satellite Pro を使ってた確証もない。 とはいえ、1985年に「世界初のラップトップ」、1989年に「世界初のノートPC」を出し勢いのあった東芝のラップトップは、当時世界シェアNo.1。 パソコンの父「アラン・ケイ」のダイナブック構想(軽くて安くて本みたいなメディアデバイス)をテーマに、Dynabookブランドを名乗った。
アヴァロン (2001)
- 内容:近未来。現実に失望した若者たちが熱中する仮想戦闘ゲーム“アヴァロン”。しかしそれは、時に脳を破壊する危険性のある非合法ゲームだった。
- 「レディ・プレイヤー1」や「ソードアート・オンライン」に影響を与えた作品。
- オレンジ色の線と文字で構成されたコンピューター画面と、眼鏡に反射して映るコマンドラインがとってもサイバー。
- キータイプも、適当に打ってます感のある「指だけでタイピング」ではなく、腕全体使ってるし、打鍵にリズムが合ってカッコイイ。
あと、キャンセルが Ctrl + Alt + Delete っぽいとこ叩いてる。
- ストーリーを楽しむというよりは、映画史の文脈、雰囲気や押井守節を楽しむ映画だと思うので、前述の2作のようなエンタメを期待してはダメ。
- どちらかというとアニメで見たかった。あと、”アーサー王伝説”周りをもう少しちゃんと予習せねば、と思った。
サベイランス -監視- (2001)
- 内容:プログラマが巨大IT企業にスカウトされるが、ある事件がきっかけで陰謀に気づき…
- 衛星を使った動画含む情報通信の技術革命の話。※画面に流れるコード群がなぜか大半HTML
- 2001年以前、まだまだ回線が細かった時代。動画配信は高額で、Youtubeもまだない。
- 「大儲けしていつかは自分もこうなりたい」という夢やロールモデル要素として、IT億万長者の”海が一望できる豪邸(兼ラボ)”が出てくる。
- 住まい、特に”大自然が一望できる豪邸”の描写は、成功者が成功者であることを分かり易く表現でき、どうしても憧れてしまう。
A.I. (2001)
- 内容:ロボットたちが人々をサポートする近未来。子供を失った夫婦に、愛をプログラムした子供型ロボットが託されるが…
- キューブリックが長年あたためていた企画を、親友のスピルバーグが引き継いだ。
- 近未来設定だからか、スパコンとかパソコン的なマシンはほぼ出てこない。UIは音声認識かタッチパネル。
- ジュード・ロウがめちゃくちゃ作りものの人形っぽくて印象的。瞬きしないし。
- 人型ロボットって基本不気味なんだけど、「さみしがり屋」という設定をプラスすると途端に感情移入してしまう謎。
- サイバートロニクス社の従業員である夫婦の自宅がめっちゃ豪邸で、和室のテイストや広い窓から見える広大な自然など、まさに憧れの住まい。
ソードフィッシュ (2001) ★
エニグマ (2001)
- 公式サイトに関わり、エニグマをFlashで再現したので少しだけ思い入れがある作品。ただ、Flash MXの時代なので現行のAdobe Animateだと作業ファイルが開けない。手元のThinkpad s30上では動作するので、時々遊んでる。旧デバイス大事。
- ブレッチリー・パークでのエニグマ解読ものとしては、2014年の「イミテーション・ゲーム」の方が圧倒的に有名。
- 本作はスパイ・サスペンス風味のフィクション。恋愛模様や何ならベッドシーンもあるが、全体的に地味(特に主人公)。
- エニグマ機(本物)を実際に操作しているシーンや、エニグマの設定を探すためにBombeがガチャンガチャン動いてるシーンは胸あつ。
- 特に、暗く地味な主人公が、敵国の暗号機「エニグマ」の凄さを嬉しそうに絶賛しちゃってるシーンが無邪気で良い。
マイノリティ・リポート (2002)
- 内容:西暦2054年、犯罪予知が可能な時代。人を殺すと予知された主人公は、容疑を晴らす為…
- 当時未来を感じたジェスチャーインターフェース、2054年を待たずに実現できてそう。
- ちなみに、VRでのジェスチャーインターフェースは、1995年公開のJMでも登場してる。
- あと、自宅が音声認識でめっちゃスマートホーム化されてるけど、これはわりと一般的なレベルで実現済み。
- 2054年にもなって記録メディア(ハード)を利用していてネットストレージじゃないのは、2002年故の描写か(科学的な妥当性よりも、ストーリーに集中できるように当時の一般的な認識に寄せる)、あるいはネットは危険なのであえて物理デバイスに書き出ししている(ネットは危険説≒JM方式な)未来を予測しての描写なのか・・・とか考えてたら、このメディア自体が持ち運び可能な透過ビデオディスプレイだった。なるほど。
- あと、劇中にレクサスの2054年モデル(パッケージの赤い車)が登場するので、30年後の未来にトヨタ車が生存していることを確認できる。
スパイダーマン シリーズ (2002~)
- 技術に誠実な科学者が、やむなくマッド・サイエンティストに堕ちていく姿が切ない。
- 「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という言葉も印象的。
- 人はハンマーを持つと、全て釘に見えると言う、手段の目的化には気を付けたい。
ミニミニ大作戦 (2003)
- 「おれがNapsterの本当の開発者だ」と主張する天才ハッカーが味方にいる。
I, Robot (2004)
- 内容:ロボット達と共存する近未来(2035年)、ロボット工学の第一人者が謎の死を遂げ、刑事はロボットによる犯行を疑う。
- SF界の巨匠、アイザック・アシモフの短編集「われはロボット」が原案。
- 前述の「アンドリューNDR114」もアシモフ原作だが、本作は「ロボット工学三原則」主軸のSFサスペンス・アクション。
- 三原則:①人間に危害を加えない ②人間の命令には絶対服従 ③自分の事も守る (①が最優先で、続けて②>③の順)
- 近未来っぽく見せる為か、ディスプレイはあってもキーボードやマウスは出てこない。UIは、音声認識かタッチパネル。
- 登場する車はタイヤが球体なので、横方向にも走行することが可能だが、球体だとグリップやクッションに課題がありそう。 最近話題になったAppleのコンセプトカーも同じタイヤが球体(但しVFX)。
- 自動運転が当たり前の時代で、ハンドルは収納されてて運転不要だし、高速走行中の手動運転はむしろ危険。車種は Audi RSQ。
電車男 (2005)
ファイヤーウォール (2006)
- 内容:業界屈指のセキュリティ専門家が、家族を人質にとられ、自分が作った銀行のシステムから1億ドル強奪するよう脅迫される。
- 銀行内部のサーバールームに潜入するも、諸般の事情で接続端末が無くなっていて、ハッキングできない!どうする!?みたいな話。
- 序盤、Wireshark(当時はEthereal?)っぽいツールでパケット監視したり、Terminalでルーターの設定変えたりして軽くスキルアピール。
- ストーリー的には、ファイヤーウォール(防火壁)というより、消火器で殴るイメージの方が近い。なんだかんだで、アクション映画。
- 中盤で「禁断の惑星」の映像がチラッと登場するが、それはまさに、外周にバリア(FireWall)を張って外敵から宇宙船を守っているシーン。
- ちなみに終盤登場するPCのOSは、WindowsXP Pro。
- この作品でも”会話が盗聴できる”クローン携帯が登場。あと、作品とぜんぜん関係ないけど、使わなくなったスマホのネットアカウントはちゃんと消しとかないと、うっかりクローン携帯になる(LINEとか盗み見できちゃう)ので我々も注意が必要。
ダイハード 4.0 (2007)
2007年: iPhone 登場。
アイアンマン シリーズ (2008~)
ウォーリー (2008)
- 内容:地球に取り残されたお掃除ロボットが、イブという最新ロボに出会い、恋に落ちるも、彼女が宇宙船にさらわれて…
- とはいえ、さすがのピクサー。ショートサーキットに負けず劣らず面白いし、家族で見れる安心感もある。
- こういうロボを作りたいと思う気持ちが、技術を底上げしたりすると思うので、TVや映画は尊いと思う。
- 日本でも2022年に「TANG (タング)」が公開されたが、賛否が分かれまくっている。
容疑者Xの献身 (2008) ★
イーグル・アイ (2008)
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない (2008)
2008年: 『MacBook Air』発売。 ※ジョブズの書類用の茶封筒からMacBook Airを取り出すというパフォーマンスで皆の度肝を抜いた
アバター (2009)
- アバターと言えば、SNS。2007年辺りから、アバターという言葉もわりと一般化していた印象。
- 時期的には、2007年くらいから元祖3DCGメタバースSNS『Second Life』が爆発的にアカウントを増やしていた。
- mixi、GREE、mobage等の国内SNSも2008年頃から人気急上昇。2009年にはアバターメインのアメーバピグも登場。
TRON:レガシー (2010)
ヒューゴの不思議な発明 (2011) ★
- 内容:時計台に隠れて住み、父が残した機械人形を直す日々の少年。ある日、取られたノートを取り戻しに向かった先で、ひとりの少女と出会う。
- 時代は1930年代のパリ。メリエスの「月世界旅行」が1902年公開で、1914~1918年の第一次世界大戦を超えた、更に10年以上後の話。
- 人々に感動や驚きを届けるために、クリエイターたちは日夜研究を重ね、発明し、それが技術となって、後世に語り継がれる。
- 少年もまた、父との絆を取り戻すために日々研究を重ね、いつかみた夢を実現し、それが周囲の人の未来さえも切り開いていく。
- ひとりひとりの想いが、人々を接続し、歴史を作っていく。また、小さな感動の積み重ねが、大きな感動への手掛かりになる。
- サイバー・テックな映画ではないけれど、からくり人形や時計仕掛け、ネジ・歯車・リンク機構が好きな人には、きっとたまらない映像体験。
- 映画史における黎明期(サイレント映画時代)の映像がふんだんに登場するので、この作品きっかけで映画史に興味を持つ人も多いのかもしれない。
ドラゴン・タトゥーの女 (2011) ★
インターンシップ (2013)
パシフィックリム (2013)
ゼロの未来 (2013)
コングレス未来学会議 (2013)
her/世界でひとつの彼女 (2013)
シグナル (2014)
ピエロがお前を嘲笑う (2014)
ブラック・ハッカー (2014)
トランセンデンス (2014)
ベイマックス (2014)
キングスマン シリーズ (2015)
ブラックハット (2015)
オデッセイ (2015)
サイバー・リベンジャー (2016)
持たざるものが全てを奪う HACKER (2016)
エクスマキナ (2016) ★
ザ・サークル (2017)
パラレル 多次元世界 (2018)
レディ・プレイヤー1 (2018)
- 内容:2045年、人類が生活するVRワールド「オアシス」の創設者の遺言が発表され、遺産を巡る争奪ゲームが始まる。
- アニメや映画、ゲームなどの「おなじみのキャラクター」がこれでもかと言うほど登場して、序盤からワクワクが止まらない。
- アニメ・映画・ゲームファンにはマストな一本。特に1980年代推しの構成なので、オッサン世代には確実に刺さるはず。
- ATARI社については、「世界を変えたテレビゲーム戦争」を見るのが良いかも。※但し、本作の予習にはあまりならないかも
注意) 以下、折り畳み内にネタバレ有り
search/サーチ (2018)
フリーガイ (2021)
スパイ・コード:CICADA 3301 (2021)
- 2013年頃から話題になったネット上の暗号問題。あったような…なかったような・・・
KIMI/サイバー・トラップ (2022)
国内アニメ
SFどころか、TV版も含めはじめたので、銀英伝の110話(約46時間)とか、もうぜんぜん息抜きじゃないし、テック系のモチベーションアップになるかも謎。
ロボット系は挙げだしたらキリがないと思いつつも大好きなファフナーとコードギアスを入れた辺りから「もういいや知ってる奴は全部入れちゃえ」になった気配あり。
1953年: [映像関連] 日本初のテレビ放送、NHKテレビジョン放送開始
鉄腕アトム (1963~)
- Amzn (初代:全190話=80時間)
- 言わずと知れた手塚治虫原作の大人気ロボットアニメ。日本のアニメ史を作り上げたと言っても過言ではない作品。
- それまでもTVでアニメは放送されてきたが、現代の基本形「毎週1回30分の連続放映アニメ」という形式は、国内はもちろん、世界初の試みだった。
- ちなみに日本初のアニメは、テレビではないが、1917年の『凸坊新畫帖 芋助猪狩の巻』という短篇アニメーション映画。 ⇒ youtube
鉄人28号 (1963~)
サイボーグ009 (1966~)
マジンガーZ (1972~)
科学忍者隊ガッチャマン (1972~)
ゲッターロボ (1974~)
宇宙戦艦ヤマト (1974~)
- 1974年TV版、1977年劇場版、共に配信無し?
タイムボカン シリーズ (1975~)
勇者ライディーン (1975~)
- Amzn (全50話)
YMOの「ライディーン」と直接関係はなく、楽曲の元々のタイトルは、江戸後期の伝説的な力士「雷電爲右エ門(終末のワルキューレにも登場)」から『雷電』とされていたが、「アメリカで今『勇者ライディーン』っていうアニメがヒットしている」ので「じゃあ、『ライディーン』にしちゃおう」という発言で「ライディーン」となった、らしい。
- 前半26話までがガンダムの富野喜幸が監督。後半27話~50話はロマンロボシリーズの長浜忠夫が監督。子供たちに大人気となり玩具も記録的な売れ行きだったが、当時はまだアニメファンが軽んじられていた時代で、人気のあった第27話が再放送で放送されないという問題が発生、苦情が殺到し、署名運動にまで発展するという事態を招いた、らしい。 → 参考:「アニメファン激怒! TV局の無責任対応、署名運動も巻起こった『勇者ライディーン』再放送の悲劇」
長浜ロマンロボシリーズ (1976~)
- 長浜忠夫の発明「単なるロボットプロレスではなく、人間ドラマへ」
- ボルテスVは、フィリピンで一時放映禁止になるレベルで大人気に。
宇宙海賊キャプテンハーロック (1978~)
銀河鉄道999 (TV:1978~、劇場版:1979~)
- 「今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る。」のナレーションは、あの深夜ラジオ「ジェットストリーム」の城達也さん。いい声。
- ゴダイゴの「銀河鉄道999」(Youtube※音量注意) も最高。
- レトロフューチャーでサイバーなビジュアルと言えば、宇宙戦艦ヤマトや本作に登場する通称「零士メーター」なる計器類。
- 未だに機関室のビジュアルを再現することを夢見てる。半世紀たっても尚色褪せない、男子を魅了し続けるデザイン。
機動戦士ガンダム シリーズ (TV:1979~、劇場版:1981~)
火の鳥2772 愛のコスモゾーン (1980) ★
伝説巨神イデオン (1980~)
- Amzn (全39話=17時間)
- 理解不能な設定は「なんか知らないけど、よく出来てるのよ。このメカ」の一言で解決させちゃうのが凄い。
- イデオンの目がディスプレイになって、光が流れる様子がとってもサイバー。
とんでも戦士ムテキング (1980~)
- Amzn (全56話)
- 地球侵略を目論む悪玉宇宙人に対抗すべく、善玉宇宙人の超能力で主人公がヒーローに変身して敵メカを倒す。
太陽の牙ダグラム (1981~)
- Amzn (全75話=32時間)
戦闘メカ ザブングル (1982)
Dr.SLUMP ほよよ! 宇宙大冒険 (1982)
スペースコブラ (1982~)
- 劇場版 (1982) ⇒ Amzn
- TV版 (1982) ⇒ Amzn (全31話)
未来警察ウラシマン (1983~)
聖戦士ダンバイン (1983~)
装甲騎兵ボトムズ (1983~)
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか (1984)
- 内容:内部に58000人の避難民を収容し、鑑そのものが宇宙都市でもあるマクロスと、宇宙人との戦い。
- ストーリーは自分には完全に合わなかった。ここまで高評価なのが謎。もっと賛否分かれても良い気がする。
- 期待しすぎたせいか、自分がターゲット層ではないせいか、マクロスとはそういうモノなのか…
- ただ、ビジュアルは最高。書き込みが凄い。キャラデザもメカのデザインもいい(敵のデザインのキモさもいい)。
- アニメーションもすごい。セル画でこの迫力、このクオリティはすごい。噂のミンメイアタックは圧巻。
- 「ミサイルの飛び方が凄い」という評判もピンと来た。噂のタコハイとバドワイザーも確認できた。関連:板野サーカス (Twt)
ドラえもん のび太と鉄人兵団 (1986)
王立宇宙軍 オネアミスの翼 (1987)
- 内容:失敗続きの宇宙軍、怠惰な日々を送る士官のシロツグは、少女に出会い、人類初の有人宇宙飛行をめざすようになる。
- エヴァやナディアで有名な『ガイナックス』初の作品。むしろ、本作の為にガイナックスが作られたっぽい。
- 『陽はまた昇る』に似た、上から「もう要らない」と言われたエンジニア達の奮闘記。
- 終始ゆるい空気感で進むのに、いつの間にか関わってるみんなが夢中になっていて、唐突にカタルシスが訪れる。
- 博士がロケットパーツ全てに名前を付けてて「まだ名前が付いてない部品は、お前くらいだ」とパイロットを煽るのがよい。
- 工業がもたらした平等。文明と戦争。科学に疑問を持つ者と可能性を見出す者。どの立場で世の中を見つめるか。それが人生。
- 当時としては、圧倒的に映像が綺麗。今見ても十分に綺麗だし、美しい。ストーリーも奥ゆかしくて、どこか切なく心に残る。
AKIRA (1988) ★
機動警察パトレイバー (1988)
トップをねらえ! (1988)
- Amzn (全6話=2時間半)
- 前半と後半で完全に別の作品ってくらい雰囲気変わる。
- 後半ぐいぐい盛り上がるので、前半のコメディタッチで面食らって1話切りしそうになったが、6話まで観といてよかった。
- 相対性理論の「ウラシマ効果」が重要なキーワードになってくるので、その辺の考察含めると、わりとテック系かもしれない。
- ただ個人的には、面白いかと言われるとそれほどでもなかったし、無駄に胸の露出が多いので、人にオススメしづらい。
- ちなみに、王立宇宙軍が地味すぎてヒットせず、赤字を抱えてしまった為に急遽作ったガイナックスの2作品めらしい。
- 庵野さんの初監督品作品だし、アニメ史的には重要な存在ではあるかもしれないので、1度見ておいても良いかもです。
銀河英雄伝説 (1988)
ふしぎの海のナディア (1990)
- Amzn (全39話=17時間)
- ジブリのラピュタ、ガイナックスのナディア。
新世紀エヴァンゲリオン (TV:1995~、劇場版:1997~)
- 当時、TV版OPを初めてみた時の衝撃たるや。使途襲来時がまさに障害発生時の緊張感。
- 会社に「いつかマギシステム作る」って言ってるエンジニアがいる。NERVの実現がモチベーションに。
- そういえば『マイノリティ・リポート(2002)』にもマギシステムっぽいのが登場してた。
GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 (1995)
機動戦艦ナデシコ (1996)
- Amzn (全26話=11時間)
- ロボットのパイロットかと思ったら、戦艦の艦長だった。
デビルサマナー ソウルハッカーズ (1997)
- アニメじゃなくてゲームなんだけど、全体的にとってもサイバーで、当時ものすごくワクワクした。
- 情報系の研究をしていた先輩がこのゲームをやっていて、OPムービーに登場するすご腕ハッカーのスプーキーが、高速でスクロールするバイナリに近いコードを目で追っている描写を見て「いや、ほんとすごい…」と言っていたのが印象的だった。
OPムービー
カウボーイビバップ 天国の扉 (TV:1998、劇場版:2001)
鋼の錬金術師 (2003)
BPS バトルプログラマーシラセ (2003)
- Amzn (全5話=2時間半)
- 見る人を選びそうで少々オススメしづらい作品ではある。
- … が、そう、これは超法規的措置。
- オタクがまだオタクという意味だった時代の作品なのかもしれない。
- 高速タイピングの為に、半田付けから即興でマルチキーボード作るの凄い!
APPLESEED (2004)
- 世界初のフル3Dライブアニメ。セルアニメっぽく見せる変換をしてるのがポイント。
- ちなみに、世界初のフル3DCG映画は1995年の「トイストーリー」。
蒼穹のファフナー (2004~)
- ロボットアニメでトップクラスの人気。個人的にもイチオシ。特に、2期(2015年)の盛り上がり方がすごい。
- ポエミーなセリフ多めだけど、超常的な現象を分かり易く説明しようとするとポエムにしかならない。
- そもそも、科学とポエムって圧倒的に相性がいいと思う。
- 本筋とあまり関係ないけど、1期終盤の「俺という人間が!他に術を知らんのだ!」というセリフがもの凄く人間くさくて、それではダメだと知りながらも我を通すしかない状況ってのが、例えばサソリとカエルのお話みたいに、愛おしいくらいに絶望的で、最高。
「蒼穹」とは「青空」という意味。OVA版に「AZURE」の文字が登場するが(Azure=青/青空/海)、そういえばMicrosoftのクラウドも『Azure』。
- もともと群像劇だが、2期後のOVAは登場キャラが多過ぎなうえに、みんな顔(≒髪型)が似ていて、誰が誰やら分からない・・・
交響詩篇エウレカセブン (2005~)
- Amzn (全50話=21時間)
創聖のアクエリオン (2005)
- Amzn (全25話=11時間)
- たぶん、作品の内容より主題歌の方が有名。
涼宮ハルヒの憂鬱 (2006, 2009)
- Amzn / Netflix(2009版) (全28話=12時間)
- 未見の方は、2009年版でいえば第6話まで、無理ならせめて4話まで見て欲しい。
- なんといっても長門有希。
- ハッカーというより、コンピューターの概念そのもの。
- 長門有希以外は、ほぼテック要素無し。
コードギアス 反逆のルルーシュ (2006~)
天元突破グレンラガン (2007)
電脳コイル (2007)
- ARメガネの話題が出たら、まず、この作品の名前が上がる。名作アニメ。
- 観たのが昔すぎて内容覚えてないけど、終盤、さめざめと泣いた記憶がある。
- 「アニメーターになりたかったら、電脳コイルの模写をしろ」を読んで、うっかり本を買う。
- なる気もないし、模写もしてないけど、さらっと斜め読みするだけでも面白かった。
東のエデン (2009)
サマーウォーズ (2009)
2011年3月11日 東日本大震災 災害時のライブ配信網・連絡網としてTwitterが大活躍し、パンクしやすい携帯の音声通信よりも、SNS(あるいはデータ通信)の方が災害に強いと認識された。
STEINS;GATE (2011)
Fate/Zero (2011)
ソードアートオンライン (2012)
- 予告 / Amzn / Netflix (1期:全25話=11時間、2期-2014:全24話、3期-2018:全24話、4期-2019:全23話)
- ナーヴギア用フルダイブVRMMORPG『SAO』、ログアウトできず、ゲーム内で死ぬと現実でも死ぬことをゲームマスターに宣告される。
- あんま詳しくないけど、VRゴーグルや電脳世界系だとたぶん外せない作品。
- ゲーム系でいわゆるテック系じゃないけど、「こういう世界観を実現したい」という想いが、技術の進歩に必要不可欠。
- 1期後半から、かなり現実世界とリンクし始めて、テクノロジー感が上昇する。
- 湖畔のログハウス生活は、やっぱ憧れる。羨ましい。住まいの描写って重要。
PSYCHO-PASS (2012)
- Amzn (1期:全22話=10時間、2期:全11話、3期:全8話×45分、4期:全3話×45分)
- シビュラシステムが凄い。
- めっちゃサイバー、めっちゃ近未来。作品自体も面白い。犯罪捜査系だからか、街の雰囲気は暗め。
- わりとネタバレ要素多いのと、ストーリーも難しくないので、なるべく情報入れずに観るのがオススメ。
- 軽めのグロ描写あるので、そういうの苦手な人は注意。
- 倉庫業務時代の憧れだった自動倉庫『AutoStore』的な仕組みが途中で出てくる。
- ドミネーターのギミック、ホロでパトカーに変身する車、「いつか技術で実現したい」が詰まってる。
- 特に1期は、色んな文学作品が引用され、中二病(4度目くらい)の私もうっとり。(有名な本ばかりですが、ほとんど読んだことない)
蒼き鋼のアルペジオ (2013) ★
- Amzn (全12話=5時間)
- 面白くて、何度も繰り返し観た作品。このテキストを書くにために今あらためて観ているのだけれども、やっぱ面白い。
OP曲やナノの曲も聞きまくった。EDも良い。OP/EDは、アニメの評価に大きく影響する。
↓ フルバージョン
本作と関係ないけど、「君の知らない物語」を聴くためだけに『化物語』を観ても良いくらい、OP/EDは重要。
↓ 「あれがデネブ・アルタイル・ベガ」のフレーズで有名な化物語ED「君の知らない物語」
↓ フルバージョン。
ただ、化物語のOPは、キャラクターごとに作ったせいで力が分散したのか、「恋愛サーキュレーション」以外は今一つ話題にならなかった気がする。
↓ Rainychによる恋愛サーキュレーション・カバー(少しアレンジしてる)
↓ ちなみにRainychは、Doja Catの「SAY SO」を日本語でカバーして有名になった(たしか)
↓ カバー元のDoja Catの「SAY SO」
- ミサイルの装填などをペンタブで操縦してるの面白い。あと、霧クマ「ヨタロウ」がかわいい。
- 圧倒的に不利な状況でも、少数精鋭のクルーが連携し、戦略・戦術を駆使して勝利を勝ち取っていく様がカッコイイ。
3DCGアニメ苦手だったのが、このアニメで印象がガラッと変わった。
- 湯浅監督の作品が大好きで、彼の「絵に演技をさせる」ような表現は、3DCGでは難しいと思っていたが(キャラクターの骨格が表現上の制約になるので、意図的に形や動きを誇張したり抑揚をつけたりが難しい※平面で描けば立体的な矛盾を無視できるので表現の幅が広がると思ってたが)、本作のとあるシーンで「3DCGで、ここまでキャラクターの心理描写を出来るのか…」と驚いた。セリフなしの絵だけでキャラクターの困惑や不安をめちゃくちゃ見事に表現していた。
- ちなみに、湯浅監督の「絵に演技をさせる」表現は、たぶん「THE 八犬伝 〜新章〜」の第4話「浜路再臨」が有名なのだと思うけど、同作品を見て自分は「誰が誰だか分かり難くて、見づらい!!」と最悪の印象を持った。しかし「マインドゲーム」「ケモノヅメ」「カイバ」を鑑賞し、「四畳半神話大系」「ピンポン」に至る頃には完全にファンになっていた。「デビルマン」に至っては、原作の良さが大きいのだとは思うけれども、アニメでは味わった事ないレベルの衝撃を受けた。
ガッチャマン クラウズ (2013)
- 「クラウドって事は、〇aaSとかのWebっぽいアレか?」と思ったら、CROWDS (群衆) であって CLOUD (雲) ではなかった。
- とはいえ、メインテーマは「SNS」なので、やっぱWebっぽいアレ。
- 毎週心待ちにするくらいには面白かったし、この作品見て、声優の宮野真守すげぇってなった。
シドニアの騎士 (2014)
楽園追放 Expelled from Paradise (2014)
- 現状、配信はdアニメくらい?めっちゃ評判がいい作品。
- 「3DCGだから、キャラクターの造形は馬鹿正直に整ってて、動きも抑揚が無くて、絵的にはつまらないんだろうな」とか思ってたけど、いざ観賞してみてビックリ、動きにはめちゃくちゃ抑揚があるし「造形整ってる事の何が悪いんだっけ?」と価値観ひっくり返されるレベルで絵的にも興奮しました。侮ってて、ごめんなさい。すごく自然で、すごく面白かったです。
- ちなみに別の作品の話ですが、2021年に公開された「EX-ARMエクスアーム」っていうアニメが3DCGのダメな部分をほぼすべて再現してくれているので、興味があればそちらも是非(自分は1話しか見れてませんが)。「同じ3DCGでも、ここまでクオリティに差が出るのか…」と衝撃を受けると思います。※しかも技術が進歩して尚クオリティが下がってる(他山の石とせねば)
リコリスリコイル (2022)
▼ 海外ドラマ
パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット (2011)
ベータス (2013)
ホルト・アンド・キャッチ・ファイア (2014)
シリコンバレー (2014)
MR. ROBOT (2015)
スタートアップ (2016)
スタートアップ: 夢の扉 (2020)
ビリオンダラー・コード (2021)
- 予告 / Netflix
- Google Earthの開発と訴訟を巡る話